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アラムコ・サービス社が、ZettaJouleの次世代原子力技術プロジェクトに正式な支援を表明

Dec 22, 2025
アラムコとZettaJouleの発表

―米国エネルギー省および商務省に対し、ZettaJouleへの支援を推奨 ―

次世代の分散型クリーンエネルギーとして注目される高温ガス炉(HTGR)の社会実装を目指すスタートアップ、ZettaJoule株式会社(読み:ゼタジュール、本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:下藤充生)は、米国親会社 ZettaJoule, Inc. が事業開発を進める次世代原子力技術プロジェクト「ZJ炉」に対し、アラムコ・サービス社(Aramco Services Company、以下「アラムコ」)より正式な支援表明を受領したことをお知らせいたします。

アラムコは世界最大のエネルギー・化学企業で、米国においてはヒューストンを拠点に「Aramco Americas」のブランド名で北米・南米事業を展開し、グループには北米最大のポートアーサー製油所を運営するMotiva社が含まれます。従来のエネルギー供給に加え、脱炭素技術の研究開発や有望なスタートアップへの支援を積極的に推進し、エネルギー転換と持続可能な未来の実現に向けたイノベーションを主導しています。

本支援は、アラムコが米国エネルギー省(DOE)および米国商務省(DOS)宛に提出した書簡を通じて表明されたものです。同書簡において、アラムコは、両省がZettaJouleの原子力プロジェクトを支援することで、その技術が有望であるとの適切なメッセージが産業界および投資家に対して発信され、商用化を大きく後押しすることになるとの認識を示しています。

ZJ炉と技術的背景

ZettaJoule株式会社が開発する「ZJ0」は、従来の軽水炉(約300℃)を大幅に上回る最大950℃という極めて高い温度のプロセス熱を供給できるよう設計されています。原子力を用いたクリーンな高温熱は、水素製造や化学プラント等の産業プロセスの脱炭素化に不可欠であり、将来の商業炉展開に向けた「参照炉」として位置付けられています。

ZettaJoule株式会社では、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)の高温工学試験研究炉(HTTR)により安全性が実証された技術を基盤として開発を進めています。1998年に初臨界、2001年に定格出力運転を達成したHTTRの公開実績を基に現代的に進化させることで、高い信頼性と革新性を両立させます。

ZettaJoule 株式会社からコメント

代表取締役CEO 下藤 充生

「この度、アラムコから当社の次世代原子力技術に対して強力な支援をいただけたことを大変光栄に思います。当社のZJ原子炉は日本が培ってきた世界トップクラスの高温ガス炉技術をルーツとしています。本プロジェクトが次世代原子力技術の社会実装をリードし、産業分野の脱炭素化とエネルギー安全保障の強化に大きく貢献できると確信しています。」

今後の展望

当グループは、今後もアラムコと次世代革新炉プロジェクトの進展に向けた協力を進めるとともに、HTGRの実装に向けて石油精製プロセスにおける産業熱の応用に向けた協力を進めてまいります。
ZettaJoule株式会社では、国内外のパートナーと引き続き協力しながら次世代革新炉の設計と製造を継続するのみならず、革新炉から生み出させる熱利用に向けた独自技術の開発を推進していきます。

高温ガス炉(HTGR)とは

HTGR (High Temperature Gas-cooled Reactor)は、極めて高い安全性(固有の安全性)と出力温度(日本の技術は世界唯一の最大950℃)を兼ね備えた小型の原子炉であり、発電のみならず、工業プロセス熱、水素やアンモニア・メタノール、SAF(持続可能な航空燃料)、地域暖房、海水淡水化など多用途に対応可能です。脱炭素が極めて難しい産業や、安定したクリーンエネルギーを必要とするBig TechやOil Major企業が注目する「脱炭素の鍵」として、西側諸国で期待が高まっています。

本件に関するお問い合わせ先

ZettaJoule株式会社コーポレート部門

corp@zetta-joule.com
https://www.zetta-joule.com/

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