ハイライト
研究領域では、高温ガス炉(HTGR)における一次冷却材配管破断(減圧)事故時の空気侵入挙動を解明。この研究成果は、現在の高温ガス炉設計における安全機能の構築に活用されている。
専門書『High Temperature Gas-cooled Reactors』の共著者および編集者を務め、伝熱、流体力学、および高温ガス炉の安全性に関する長年の研究実績により、2024年に日本機械学会パワー・エネルギーシステム部門から「功績賞」を、日本原子力学会熱流動部会から「業績賞」をそれぞれ授与。
職務経歴
ZettaJoule株式会社への参画以前は、国立大学法人山梨大学教授として伝熱、流体力学、および高温ガス炉の安全性に関する研究に従事し、現在は同大学名誉教授として活躍。
2013年に一般社団法人日本機械学会フェローに選出され、国際原子力工学会議(ICONE)においては組織委員および研究発表者を担当。
国際機関における活動では、第4世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の超高温ガス炉(VHTR)システム操舵委員会において日本代表および共同議長を歴任。国際原子力機関(IAEA)のガス炉技術作業部会(TWG-GCR)においても日本代表を務めた。
それ以前は、日本原子力研究所(現・国立研究開発法人日本原子力研究開発機構)の高温工学試験研究炉(HTTR)にて、上級研究員および安全性実証研究室長を歴任。また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)機械・航空・原子力工学科に客員研究員として18か月間滞在し、核融合炉の伝熱・流動、および液体リチウムからのトリチウム抽出に関する研究に従事。
学歴
神戸商船大学(現・神戸大学)原子力工学科卒業後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の機械・航空・原子力工学科にて客員研究員を務めた。
東京大学より博士(工学)学位取得。専門は高温ガス炉(HTGR)における空気侵入挙動の研究であり、この分野における第一人者として知られる。
人物紹介
山梨県の農業用ハウスの冷暖房システムとして現在活用されている熱交換手法を開発した功績が評価され、2024年に山梨科学アカデミー賞を授与。